こんばんは。
本日は資産形成の一つ、不動産賃貸業の一つの手法アパート投資についてのノウハウが詰まった、「まずはアパート一棟、買いなさい」という書籍について紹介したいと思います。
目次
内容
この本は、不動産投資家の石原博光さんが書かれた本で、資産300万円のサラリーマンが、アパートを購入する事で年収1000万円を達成する方法について記されています。
サラリーマンの給与は昨今ようやく上昇傾向になってきましたが、この30年間中々上がりませんでした。
そんな中でも老後2000万円問題などを機に、世の中には副業を推奨する流れがきています。
副業の中でも、”ミドルリスクミドルリターン”とも言われる不動産賃貸業は株やFXなどと比べても堅実な投資方法です。
また、様々な手法が存在する不動産賃貸業の中でも特にアパート一棟を買う事から始める事を筆者は推奨しています。
300万円から年収1000万円を目指すには!
そんなアパート一棟から始める不動産投資で、家賃収入1000万円を目指すには、まずは自己資金300万円を貯め、そのお金を頭金に不動産ローンを組み利回り13%、1600万円程度の中古木造アパートを何棟も買い進めるというもの。
もちろん、そのような物件は簡単に手に入るものではありません。
実際、私も不動産投資に興味を持ち、「楽天」や「健美屋」という不動産ポータルサイトを数か月見ていますが、中々13%の物件というものにはめぐり逢えていません笑
しかし、この壁を超える事ができれば年収1000万増も夢ではないのです。
また、最近マイナス金利が解除されたことで、今後の政策金利の利上げの可能性も高まってきました。
政策金利が上がれば、融資に係る金利ももちろん上がっていくため、金融機関の融資が出にくくなることは必須です。(既に融資は出にくくなっているという情報もXで良く見かけます)
しかし、融資や金利が上がればその分不動産価格は下がるでしょうし、現状の高止まりしている不動産価格にメスを入れてくれるかもしれません。
優良な物件を買うために
不動産賃貸業を始めるにあたり、優良な物件を買う事が成功の一番の肝になります。
優良な物件の条件は、利回りが良いだけではありません。
利回りが高い物件は、築年数が古かったり瑕疵物件だったりとその裏まで考慮しないととんでもない負債物件を掴んでしまう可能性が高いです。
そこで、著書では優良物件の見極め方を紹介しているほか、地方で勝負するコツやニッチな分野で勝負する方法など、様々な視点から優良物件の見極め方に関して切り込んでいます。
金融機関から融資を引き出す方法
優良な物件を見つけるのと同じように重要なのは、金融機関から融資を引く事です。
2018年、スルガ銀行により引き起こされた「スルガショック」によって、融資を取り巻く状況が激変しました。
それまで、異次元の金融緩和を背景にどの金融機関もサラリーマン投資家への融資が積極的であった状況が続いてきましたが、この事件をきっかけに融資事情は冬の時代を迎えます。
著書では、そんな現状の中どのような戦略をとっていくかのヒントを示しています。
まずは、ローンの種類や融資基準について紹介しつつ、最適な手法を取るためにどうすれば良いか書かれています。
たとえば、融資基準には大きく分けて「積算法」と「収益還元法」の二種類が存在します。
それぞれの融資基準の説明や、個別の金融機関がどの基準の融資に積極的か、どのような戦略で融資を取りにいくのが良いのかなど目からうろこな情報にあふれた内容となっています。
いい管理会社の選び方
優良物件を見つけ出し、融資も組むことができたら、あなたも晴れて不動産収入を安定して得られるようになると思うことでしょう?
しかし、最後の関門である管理会社選びというステップが待ち構えています。
入居者の募集や案内、家賃の回収やクレーム対応など、実際にこれらの業務をこなすのは管理会社の仕事となります。
(自己管理という手もありますが、サラリーマンにはハードルが高いため、大体は管理会社に任せるようにするものです)
管理会社の仕事の良し悪しが不動産経営に直結すると言っても過言ではないのです。
著書では、良い管理会社の選び方やその後の付き合い方などを紹介しています。
また、管理だけでなく不動産賃貸業では客付けもかなり重要なウエイトを占めているため、その説明も細かくされています。
最後に
本書を読むことで、アパート不動産投資の一連の流れを学ぶ事ができます。
実際に行動に移すことは決して簡単ではないと思いますが、この本を読めば不動産投資に興味を持つことは間違いないです。
私自身はまだ物件を手にする事はできていないですが、この本をバイブル代わりに頑張っていこうと思います!
それでは今日はこの辺で!ノシ